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ANAエアバスA380のパイロットはハワイしか行けない?【仕事は常に単純往復?】


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http://www.airbus.com/newsevents/news-events-single/detail/ana-unveils-special-livery-for-its-new-a380-fleet/

今日は飛行機のパイロットの免許の話をします。

タイトルに書きました、

「ANAエアバスA380のパイロットはハワイしか行けない?」の答えは

 

残念ながら、YESです。

 

ANAのエアバスA380のパイロットとなる方は、自分の操縦では基本的にハワイしか行けません。(旅行や他人の操縦での出張は別ですよ)

それは何故でしょうか?

 

 

エアラインパイロットのライセンスと社内ルールのお話

エアラインのパイロットは、機長の場合

  • 飛行機−陸上多発タービン機
  • 定期運送用操縦士

の2つを最低持っています。

 

「飛行機−陸上多発タービン機」は、他に「飛行機−水上単発タービン機」「回転翼−陸上単発ピストン機」などいくつか種類が分かれています。

分かりやすく言えばこちらは、運転免許で言うところの「普通車」「二輪車」みたいなものと思って頂ければ良いと思います。

 

また「定期運送用操縦士」は下位ライセンスとして「自家用操縦士」「事業用操縦士」とありますので、こちらは運転免許で言うところの「一種免許」「二種免許(バスやタクシーなど)」みたいなものと思って頂ければ良いと思います。

 

そして、「飛行機−陸上多発タービン機」にはさらに型式による限定がありB737やB777などの機種ごとに分かれています。車に例えると、フィットとマーチでは免許が別のような感じです。車だとAT/MTで限定解除がありますが、飛行機の場合は限定追加のような感じです。

 

まとめて分かりやすく言えば、あるタクシーの運転手さんが務めるタクシー会社にクラウンとプリウスとNV200の3種類が配備されていたら、全てに乗務するためには3車種それぞれで免許を取らないといけない、というイメージです。

 

さらに航空会社の場合、ミスを防止する目的もあり、複数の飛行機を操縦する免許を持っているパイロットでも、乗務できるのは一機種に限られています。

 

つまり、免許があるからと言って「キミはいつも777だけど明日は人がいないから787で頼むよ!」なんてことはできないのです。

 

【参考文献】

【Ⅱ.航空従事者の技能証明の種類・限定について】

JAL - コックピット日記 - Captain 91

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http://magazin.lufthansa.com/content/uploads/2016/07/A380-800-Blick-ins-Cockpit-360-Panorama-Startbild-980x653.jpg

 

ここまで説明したら、最初の答えの理由が分かって頂けたと思います。

(もし分からなければ私の説明が下手ということです、すいません)

 

ANAのA380のパイロットに一旦なってしまったら、しばらくは成田−ホノルルの往復しかできないんです!

 

「パイロットは好きな所に行けていいよなー」なんて呑気なことを言って羨ましく思っていませんか?

 

残念ながら実際はそんなことはないんです。

 

ANAのA380のパイロットとなる方々は、ANAのA380乗員部*1に配属されたら、他の部署へ人事異動するまで、ひたすら成田−ホノルルピストンなんです

修行僧より過酷なんです。たぶん。

 

777や767、787、737など数の多い機種のパイロットの方々は「来週はどこのフライトかなー」なんて考えたりするのでしょうが、 A380の方々は無いでしょうね、きっと。「今日も来週も来月も・・・ホノルル」ですから。

 

もちろん、A380の就航地が増えればパイロットの方々の行き先も増えますから多少は面白みが出てくるのかもしれません。

 

A380の就航路線が増えるのを楽しみにしているのは、乗客だけでなくパイロットの方々も、なのかもしれませんね。

 

とは言え、ANAがA380を3機からさらに増やすとは考えにくいので、就航路線が増える可能性は低そうです。

 

*1:部署名は予想