先日、リッツカールトン大阪に家族4人で宿泊してきました。
リッツ・カールトンといえば、誰もが憧れる超超高級ホテル。
「いつか泊まってみたいな~」と願ってはいたものの、安いホテルとはワケが違うので、簡単には手が出ない。
しかし!
あれ?泊まれるかも・・・
しかも、本来の半額で泊まれそう。
よし、予約ポチっ!!
ということで、念願の【初めてのリッツカールトン】に行ってまいりました。
しかもホテルに行ってみると・・・半額のはずが、まさかの7割引にアップ!
この記事では、私がリッツカールトンを予約したとっておきの方法と、「やはりリッツ・カールトンは別世界だった!」な宿泊レポートをご紹介したいと思います。
目次(クリックできます)
リッツカールトン大阪を半額で予約。Spgアメックスの継続特典を利用することで、実質半額になりました!
こちらの赤いクレジットカード、私がいまメインで使用しているカードで「スターウッドプリファードゲストアメリカンエキスプレスカード(通称Spgアメックス)」と言います。
旅行好きな方にうれしい数々の特典があり、使い始めて2年を過ぎたところです。
▼どんな特典があるかというと、こちら。
クレジットカードを利用したりマリオット系列のホテルへの宿泊費を支払ったりすることで、マリオットのポイントが貯まります。
そして貯まったポイントを使ってホテルに泊まるのはもちろん、ポイントを40を超える航空会社のマイレージに交換できる、というクレジットカードになります。
こちらのSpgアメックスの年会費は、31,000円に消費税10%を加えて、なんと税込34,100円。
年会費がまぁまぁ高い、というか非常に高額なクレジットカードであることは事実なんですが、年会費の支払いと引き替えに【無料宿泊特典】というのがもらえるんですね。
カード年会費の支払いと引き換えにもらえる「無料宿泊特典」とは?
カード年会費の支払いと引き換えにもらえる「無料宿泊特典」、ざっくり言うと上の画像のとおり「カードアカウント開設記念日のお祝い」なんですが、もう少し詳しく説明しておきますね。
▼カード年会費の支払いから約2ヶ月後、マリオットBONVOYのマイページに「無料宿泊特典サーティフィケート」という表示が現れます。
無料宿泊特典の利用には、いくつかルールがあります。
- 50,000ポイント以下のMarriott Bonvoyホテル1泊分に使える
- 年会費支払い後8~12週間以内に、Marriott Bonvoy会員アカウントにEサーティフィケートとして自動的に追加される
- 有効期限は発行日から1年
- Eサーティフィケートの譲渡、有効期限の延長、ポイントへの変換/払い戻しは不可
- 25,000ポイントのホテルに2泊や、15,000ポイントのホテルに3泊はできない
- 60,000ポイントが必要なホテルに10,000ポイントを追加して予約することはできない
- 40,000ポイントで宿泊しても、10,000ポイントのお釣りはもらえない
- 50,000ポイントで予約をしたあとで、追加料金を支払って上のグレードの客室に変更することは可能
ルールが細かくて難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと50,000ポイントで泊まれるホテルの1泊と交換できるチケットなんです。
無料宿泊特典を使って、リッツ・カールトン大阪がほぼ半額で予約できました。
今回、この無料宿泊特典を使って、リッツ・カールトン大阪に宿泊してきました。
- 無料宿泊特典を手に入れるために支払った費用(コスト)=カード年会費34,100円
このコスト計算はいいですよね?
▼そして私が予約したときの状況はこちら。
本来は1泊61,345円を支払う必要がある宿泊が、カード年会費の34,100円と宿泊税600円の支払いで手に入ったという計算になります。
半額というと少し大げさかもしれませんが、本来の値段の55%相当の負担で宿泊予約をすることができました。
他にもこんなホテルで使える!無料宿泊特典はどんなホテルで使うのがお得?
この「1泊50,000ポイントまでのホテルに1泊できる権利」というのが、なかなかおもしろいんです。
実際に50,000ポイントで泊まれるホテルにはどんなホテルがあるのか?普通に泊まったらいくらするのか?をチェックしてみました。(2020年5月の土日でチェック)
▼2020年4月27日にオープンのメズム東京。50,000ポイントで52,250円からの表記はかなりお得になります!
▼先日、ハワイ島で泊まったウェスティン・ハプナ・ビーチリゾート。50,000ポイントで37,119円の表記。
ホテル内に置いてあるソファーがとても気持ちのよいホテルでした。

▼先日、ワイキキで泊まったウェスティン・モアナ・サーフライダー。50,000ポイントで28,198円の表記と、カード年会費の元を取るにはちょっと厳しいホテル。

▼ワイキキビーチにある老舗ホテル。ロイヤルハワイアンの存在感も絶大です。こちらも50,000ポイントで宿泊可能。
▼リッツ・カールトン東京は大阪のリッツカールトンと比べてワンランク上のホテルという扱い。残念ながら50,000ポイントで宿泊することはできません。
(なお、宿泊に必要なポイントはオフピーク・スタンダード・ピークの3段階で変動します)
無料宿泊特典のお得な使い方、ざっくりまとめるとこんな感じです。
- 35,000~40,000ポイントで泊まるとポイントが余ってしまう。無料宿泊特典の「おつりポイント」はもらえないので、ちょっともったいない。
- 50,000ポイントで泊まれる日を選ぶと、ポイントは余らない。ただし、普通に泊まっても300ドルぐらいのリーズナブルなホテルもある。
- 50,000ポイントで泊まれるホテル・日程のうち、実際の宿泊費が4万円を超える日を見つけるとお得!
今回私が宿泊したリッツ・カールトン大阪は、34,100円の支払いで60,000円を超える宿泊予約ができました。これはかなりお得です!
このお得な体験は1回きりではなく、毎年できますからね!Spgアメックスの詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

ザ・リッツカールトン大阪に滞在。無料宿泊特典なのにスーペリアルームからスイートルームにアップグレード!
それでは、実際に滞在した様子をご紹介します。
無料宿泊特典を利用した予約のため、ホテルでもっともスタンダードな部屋、スーペリアルームの予約だったんです。
スーペリアルームでも有償なら6万円オーバーとかなりお値段が張るのが、さすがリッツカールトン。

▲スーペリアルーム(ホテル公式サイトより)
しかし、宿泊の前日にマリオットのアプリを開いて予約状況を確認してみると、なんと スイートルームにアップグレード されてるじゃないですか!!
まさかの、1泊10万円オーバーです。
(Spgアメックスで手に入るマリオット上級会員資格「マリオットゴールド」よりもワンランク上の、「マリオットプラチナ」のステータスを保持しています)
ザ・リッツ・カールトン大阪に到着。チェックイン
こちらが、ザ・リッツ・カールトン大阪の玄関です。
入口でもなく、エントランスでもなく、「玄関」と表現したくなるような造りをしています。
普段はドアマンがいらしており、ドアに近づくとドアを開けてくれます。
大きな木製の扉、自分で開けるとなかなか重たい。
こちらは玄関にある表札。
重厚感のあるプレートが、これまた高級感を感じます。
「本当にここに我が家が泊まっていいのだろうか・・・」
場違いなところに来てしまった気持ちで萎縮してしまいます。
チェックインはこちらにて。
重厚感のある空間と、高級そうなシャンデリア。
ホテルというよりは「洋館」と表現したくなりますねー。
チェックインを終えてエレベーターに向かう途中に、ソファスペース(レセプションロビー)があります。
奥には本物の木が燃えている暖炉がありました。
こちらが客室へと向かうエレベーターになります。
ここまでたどり着くのに、迷って迷ってかなり苦戦しました。
1階はこのようなフロア構造をしています。
同じような造りをした通路がたくさんある上に、通路が迷路のように入り組んでおり、これまで泊まったホテルの中で一番迷子になるホテルでした。
34階のエグゼクティブスイートに滞在!リビングルームが別であるという幸せ。
34階のエレベーターを降りました。
部屋に入ってみると、手前にライティングデスク、右にリビングルーム、さらに奥に見えているのがベッドルームです。
窓を大きめに入れて写真を撮ってみました。
大きなソファが置かれたリビングルーム、その先にある窓からは淀川、そして遠くには神戸の街が見えます。
少し角度を変えて撮影してみました。
大きなテレビが置かれています。
この大画面と優雅なソファで、東京オリンピックを観たいなぁ・・・
こちらはベッドルーム。シングルベッドが2台置かれています。
小学生の子どもと添い寝するには十分な広さのあるベッドでした。
(ザ・リッツカールトン大阪では、全客室において12才以下のお子様の添い寝無料)
ベッドルームにも大きなテレビ。そして、コーナーには窓があります。
角部屋のコーナーにある窓って、それだけで贅沢な感じがします!
バスルームはハンドシャワーの付いたバスタブ。そして右側には洗面。背後にはシャワーブースとトイレがあります。
エグゼクティブスイートの客室内にはトイレが2ヶ所、さらにバスタブとシャワーブースの両方があり「浴室:1.5」というという充実の設備でした。
【注意】エグゼクティブスイートなのに、クラブラウンジを利用できない!
エレベーターのすぐ横には、クラブラウンジがあります。
ザ・リッツ・カールトン大阪では、クラブラウンジへアクセスできる部屋(クラブフロアの部屋)を予約した場合のみラウンジへの入室が可能となります。
また、直接クラブフロアにある部屋を予約する以外に、無料宿泊特典・ポイント宿泊を利用してスーペリアルームを予約したのちに追加料金を支払うことでも、クラブラウンジを利用することができます。
(正確には、通常フロアにある客室から34階クラブフロアにある客室への有償アップグレードになります)
クラブフロア以外の客室を予約したにも関わらず、クラブフロアにある客室にアップグレードされた場合は、クラブラウンジへのアクセスはできませんので(今回の私)、「追加料金はいくらですか?」と事前に問い合わせをしました。
▼ホテルから回答「クラブフロアへの宿泊、クラブラウンジへのアクセスに対する追加料金」はこちら。
- スーペリアルームの予約から、クラブラウンジへのアクセス権が付いた「クラブスーペリアルーム」へのアップグレード:29,095円(税金・サービス料込み)
- 子供のラウンジアクセス料:1名あたり7,590円
4人家族の我が家の場合は、1泊につき44,274円を追加すれば可能とのことでした。
よってクラブラウンジは断念しました。
朝食はイタリア料理「スプレンディード」にて。
朝食はホテル1階にあるイタリア料理レストラン「スプレンディード」でいただきました。
通常の料金はこちら。
- ブレックファースト ブッフェ:大人 3,990円、お子様 1,990円
ホテルでの朝食としては相場並みでしょうか、リッツカールトンだからと言って極端に高い値段ではありません。
シルバーエリート会員以上の方であれば、のちほどご紹介するエリート会員向け特典を使うことで、30%の割引を受けることもできます。
なお、マリオットボンヴォイの ポイント宿泊をした場合のみ、朝食が無料 でサービスされます!
こちらが私の朝ごはんです。
和食メニューも用意されているのですが、パン党なので基本的にはパンに合う洋食をチョイスすることが多いです。
エッグベネディクトはこちらのエッグステーションでシェフに作っていただきました。
目玉焼きやスクランブルエッグ、オムレツなどお好きなものをその場で調理していただけます。
パン党をしっかり満足させる種類豊富なパンやマフィン。
ペイストリーも何種類か用意されています。
中央にあるケースにビッシリと入れられたイチゴに、娘たちは心を奪われてしまったようです。確かに、この画は圧巻!!
食べ盛りの次女、すげえ。
こんだけ盛ったイチゴ、ひとりで全部食べたよ…😅 pic.twitter.com/12Ih2Qg19J
— だいちぃ✈️陸マイラーで年3回海外家族旅行中🏝️ (@traveler_da1) January 19, 2020
ザ・リッツ・カールトン大阪限定。ゴールドエリート・プラチナエリートで得られる特典
ザ・リッツ・カールトン大阪では、ゴールドエリート・シルバーエリート会員の方向け、独自のこのような特典が用意されています。(いずれか1つを選択)
- ホテル内にあるレストラン(スプレンディード)での朝食を2名様まで30%オフ
- オーナーバーで利用できる2,000円のクレジット
- グルメショップで利用できる2,000円のクレジット
- インルームダイニングで利用できる2,000円のクレジット
- ESPAスパトリートメントの15分延長
私は「グルメショップで利用できる2,000円のクレジット」を選択しました。
ちなみに、シュークリームは1つ450円、マカロンは1つ350円でした。
自分には場違いだと思い込んでいた、リッツ・カールトン。実はカジュアルな客層も多く、誰にでもおすすめできる贅沢です。

部屋から見えた大阪の夜景
ホテル玄関やフロントの豪華さに驚き、「やっぱりリッツカールトンは我が家には場違いかも…」と思ったのがチェックイン時の素直な気持ちでした。
しかし、1泊過ごしてみると印象は大きく変わりました。
朝食のレストランでは多くの子連れファミリーが楽しそうに食事をとり、時にはカトラリーを落としてしまう音も聞こえてくる。
プールでは小さな子どもたちが、腕にアームヘルパーを付けてパパ・ママと泳ぐ練習をしている。

プール(公式サイトより)
(宿泊者ならジム・ジャグジー・プールを無料で利用できます。私がプールを利用したときは5,6組のファミリーがおり、賑やかな雰囲気でした)
確かに、リッツカールトン大阪はこれまで泊まったマリオット系のホテルと比べると別格で、厳かな雰囲気を感じるホテルでした。
しかし、我が家のような普通のファミリーも、やさしく受け入れてくれる寛容さ、ホスピタリティを感じることができました。
次に泊まるときは、最初から胸を張って堂々と泊まりたいですね。
とはいえ、次回もポイント宿泊・無料宿泊特典を使った利用になると思います。
だって、ポイント宿泊・無料宿泊特典ならコスパ最強だし、朝ごはんも無料になるんだもん(^o^)
▼普通のファミリーがザ・リッツカールトンに泊まる。すべてのはじまりは【Spgアメックス】を手に入れたことでした。

こんにちは、見させていただきました!スイートなんて羨ましいです!
旅行が下手な我が家4人家族(父、母、娘7歳、息子2歳5ヶ月)をどうかお助けください!
東京立川から大阪「ユニバ」に行く時って、飛行機か新幹線なのですが、
ホテルと新幹線などを別で取ると高いけどセットのプランで取ると安いし確保しやすいということで、いつも楽天トラベルとかになるのですが、そうするとマリオットカードは使えないです。
マリオットカードで宿泊されるということは交通手段とは別々でいつもホテルを予約していらっしゃるんですよね?どんな工夫をされているのでしょうか?半年前から予約するとかですか?
主人はマリオットボンボイカードに反対で年会費高すぎるからすぐやめろって言う勢で、それを説得するための材料集めをしているところです。
マリオットカードが使えないと意味がない!と言われないために教えてやってください!
さちこさま
コメントありがとうございます。
確かに新幹線にしろ、飛行機にしろ、セットになったプランで予約するとマリオットカードは使えないですね(楽天トラベルへの支払いに使うだけは可能ですが)。
私の場合は、例えば大阪から東京にディズニーリゾートに行くケースでは、交通手段はポイ活で貯めたANAマイルやJALマイルを使って飛行機で行くことが多いです!飛行機をマイルで取ってしまうとホテルは別手配をする必要があるのですが、その時にマリオットのサイトで直接シェラトントーキョーベイを予約してって感じですね。ホテル探しの際にマリオットに限定せず他のホテルも候補に入れて探せば安いホテルもあったりはしますが「せっかくの旅行だからいいホテルに泊まりたいよね!」ってことでマリオットを選ぶことが多いですね。逆にユニバだとマリオットではなく、パーク周辺にあるホテルを選んだ方が、お子様の年齢から考えると便利で快適な気もしますが・・・。
確かにカードの年会費は結構しますので、ご主人さまが反対するのも分かる気がします。
マリオットカードを手にして、いつもの旅行でちょっといいホテルに泊まって会員特典でさらにお得を感じるか、はたまた年会費を支払わずに済んだお金を使って、普段の旅行を少しずつアップグレードさせていくか、その天秤でしょうかねー。先1〜2年ぐらいの旅行計画をざっくり紙に書き出して、カードを持った場合、持たない場合で比較してみては?と思います!!
的確で迅速な素晴らしいお返事をありがとうございます!
たしかにパーク内のホテルに泊まった方がいいよなーと思っていた事まで言ってもらえて感動でした!
わかりました!その天秤にかけてみてみます。ありがとうございましたー!