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国内線見送り 搭乗口までOKに。冷静に考察→みんな心配しすぎ!


2017年9月24日の朝日新聞の記事を受けて追記しました。

2017年7月19日の日経新聞のこちらの記事。ネット上では『保安検査場がこれ以上混雑するなんてありえない!こんな規制緩和は止めるべきだ!』という否定的な声が大多数を占めている様子。

www.nikkei.com

冷静な視点でだいちぃ的意見を入れつつ、整理してお話してみたいと思います。 

 

 

2017年7月19日の日経新聞の記事を考察

国土交通省は年内にも、全国の空港で保安検査場から搭乗口までの「保安区域」の入場規制を、大幅に緩和する。飛行機に乗らない人でも入れるようにして、飲食店や土産物店などが出店しやすくする。搭乗客は飛行機に乗る直前まで買い物や食事を楽しむ機会が広がる。搭乗口で家族や友人との別れを惜しむこともできるようになる。空港内での消費を盛り上げるねらいがある。

 空港の保安対策を定める「国家民間航空保安プログラム」を…

ここまでが誰でも読める記事なので転載しますね。以降は会員限定なので一部を抜粋して書いていきたいと思います。

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プログラム」を見直し、全国で一律に規制を緩める。

「国家民間航空保安プログラム」というルールを丸ごと見直すということなので、ある空港はOKとかNGとかそういうものではなく、「全国で一律に規律を緩める」ということになってしまうのでしょう。

また、特定の空港に限定しないということは、将来的に空港の民営化が進むことを見越したことでもあると思われます。(下の記事によると高松、北海道、熊本、広島の名前が挙がっています)

「いちいち個別に許可をしていたら面倒だ…」ということでしょうか。

新千歳を含む北海道7空港一括民営化における3つの心配 (1) 現在の空港運営関係者間で意思疎通は図れているのか | マイナビニュース

 

とはいえ、【ただし、◯◯という条件を満たす場合に限る】などと、条件が付されることになるだろうというのは役所がやることですから容易に予測が付きます。

「本人確認ができた者に限り」や「搭乗者と同水準の保安検査を行った場合に限り」などの条件が付されるのでしょうね。

規制を緩和した後は一般客も入場できるようになるが、身分証による本人確認と、搭乗者と同水準の手荷物検査を課し、空港や飛行の安全は確保する。

 

 

規制緩和後は希望する空港に対し、保安区域の一般客への「開放」を認める。

ネット上の否定意見はここを押さえていない。あくまで「希望する空港に対し」なんです。ここ、とっても大事。

羽田や新千歳、セントレア、伊丹、福岡、那覇など、現時点で既に保安検査場がパンクしている空港が、現状のままでこの規制緩和を受け入れると思いますか?

 

あくまで「やりたい!」と言っているのは今のところ仙台だけなんですよ。

保安区域の入場規制の緩和は、昨年民営化した仙台空港からの要望を受け、内閣官房と国交省が検討を進めていた。

もちろん、仙台空港以外が「やる」可能性は大いにある。セントレアや伊丹は空港運営が株式会社だから、利益を生み出す可能性があるものは何だってやりたいでしょうし。

ただ、それをやれるだけの十分なハード面が整っていないのに、安易にゴーサインを出すようなことは恐らく無いと思います。皆さんご指摘の通りの「保安検査場のパンク」が発生して搭乗客の不満に繋がることは容易に想像が付きますからね。

とはいえ、空港でセグウェイツアーをやってしまうほど欲張りなセントレアですから、現状施設のまま「昼間の空いている時間に限って」一般客を保安区域内に入れてしまうことはあるかもしれませんね。

 

保安区域に入る人が増えれば、手荷物検査をする保安検査場が混雑する可能性がある。空港側は、搭乗客以外の利用者が買い物を終えた後に帰るための専用口を設けるなどの対応も必要になる。

確かに保安検査場は混雑するでしょうね。身分証のチェックも必要なようですし。

「買い物を終えた後に帰るための専用口」は、羽田の第1ターミナルや伊丹、那覇のように出発客と到着客が混在するような空港では【出口】って看板に書くぐらいで、他には特に必要ないと思われますが、それ以外の空港では何らかの対応が必要になるでしょう。

 

保安区域がにぎわえば、顧客満足度は高まり、空港の収益も上がるとみている。

現在のように店舗が保安区域外に集中していると、搭乗客は手荷物検査にかかる時間を気にして、ゆっくりと空港で飲食や買い物をできないことが多い。

果たしてそうでしょうか?

レストランやお店をもっと使ってお金をどんどん落として欲しいと考えるのはわかりますが、それが不十分なのは「店舗が保安区域外」に集中しているせいなのでしょうか?

こちらのグラフは国土交通省が公表しているデータに私が適当に補助線(赤)を足したもの。あくまで私が適当にグラフ左下から右上の羽田に向かって線を引いたもの。

2015年度の国内空港別収支、航空と非航空の合算の営業黒字は4空港 | FlyTeam ニュース

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航空系事業とは着陸料や施設使用料による収入、非航空系事業とは空港ターミナルビルのテナント賃料や駐車場の料金収入(参考:

第6回 日本のPPP/PFIをリードする「空港」のコンセッション | 新・公民連携最前線 PPPまちづくり

私は専門家でも学者でも商売人でもないので正しい分析ではないかもしれませんが、羽田や新千歳のターミナルビルにあるお店やレストランの賑わいから考えると、今回要望を挙げた仙台空港は「客数がそこそこいる割には売店やレストランでうまく稼げてない」「取りこぼしている」ということなのではないでしょうか。

(※那覇は航空系事業として第二滑走路の建設が足を引っ張っていると思われます)

羽田は保安区域内も充実しているのでさておき、新千歳の保安区域内は寂しいもんですよ。

それにもかかわらず、新千歳が稼げているということは、あのターミナルビルの規模を見ればわかりますよね?

デパ地下レベルのいろんなお店と、名物がたくさん食べられるレストラン街。

買う-空港で過ごす | 新千歳空港ターミナルビル

新千歳を利用するお客さんの中には「ターミナルで遊びたいから早めに空港に行こう」と考える人も少なくないはず。もちろん「飛行機乗らないけど空港に行こう」って人も。

そう、大事なのはここなんだと思うんですよね。

保安区域の中とか外とかそういう問題じゃなく、「ターミナルで遊びたいから早めに空港に行こう」と思ってもらえる空港になるかどうかが鍵だと思うんですよね。

 

今回のこの記事、ネット上ではいろいろな意見が飛び交っていたようですが、私としては反対するものでも、賛成するものでもないと思います。

この規制緩和に『乗っかりたい空港だけが乗っかる』、ただそれだけのことですから。

ただ、乗っかったからには、つまり保安区域内に搭乗客以外を入れることでお金を稼ぐのならば、ちゃんと結果を出して欲しい、ちゃんと搭乗客に還元して欲しい。そう思います。 

2017年9月24日の朝日新聞の記事を考察

headlines.yahoo.co.jp

こちらの記事、大事なのは後半この部分だ。

国交省は関連規則を改正する考えだが、実際に保安区域に一般客を入れるかは空港ごとの判断となる。入れる場合は搭乗客と同等の手荷物検査などを課すことになるため、羽田など利用客が多い空港では対応しきれず、不可能と判断される可能性もある。

 やはり私が7月の時点で予想していた通りの結果に進みそうだ。

「やりたい!」と言っている空港がやるだけ!

過度な期待は禁物だし、過度な不安やネガティブ意見も不要だと思います。

 

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