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バシネットとは?予約・料金・申込方法・利用して分かったこと【JAL&外国の航空会社】


年末年始やゴールデンウィーク、夏休みにに海外旅行の予定をされている方の中には、赤ちゃんを連れて初めての海外旅行を計画されているという方もいらっしゃると思います。

赤ちゃんを連れて海外旅行に行くとなると、最初の大きな難関、そして不安のひとつが飛行機だと思います。今日はそんな方のためにバシネットのお話をしたいと思います。

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エミレーツ航空のバシネット(長女8ヶ月)

 

 

1)バシネットとは

バシネット(bassinet)とは飛行機内で使われる赤ちゃん用のベッド(ベビーベッド)のことです。座席の前の壁に取り付けて使用するので座席の前はトイレやギャレー、仕切りの壁となります。単純に「バシネット」と言えば通じますが、私は発音に不安があるので、「baby bassinet(ベビーバシネット)」などと、ベビーを付けて言うこともあります。これなら外国の空港カウンターや機内で外国人のCAさん相手でもだいたい通じます。

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JALのバシネット(次女1才半)

2)航空会社のバシネット使用条件

日本からハワイおよびグアムに直行便を運航させている航空会社のバシネットについてまとめてみました。 

JAL:体重10.5kgまで、2才未満(サイズ:77cm×32.5cm×15cm)
JAL国際線 - 赤ちゃん、お子様向けサービス(機内サービス)

ANA:体重10kgまで(サイズ:85cm×45cm×33cm)
小さなお子様連れのお客様 [国際線]|ANA

ハワイアン航空:体重20lbs (9kg)まで(サイズ:81cm×36cm×17cm)
※Extra Comfort seat(要追加料金)の購入が条件
http://hawaiianair.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1027/~/infant-bassinets

エアアジアX:体重11kgまで(サイズ:75cm×34cm×25cm)
※Hot seat(要追加料金)の購入が条件
AskAirAsia - What are the bassinet positions on your flight?

デルタ航空:体重20lbs (9kg)、身長66cmまで 
http://ja.delta.com/content/www/en_US/traveling-with-us/special-travel-needs/children.html

ユナイテッド航空:体重10kgまで 
https://www.united.com/web/ja-JP/content/travel/specialneeds/infants/default.aspx

チャイナエアライン:あり

大韓航空:あり

ティーウェイ航空:提供なし

3)バシネットの料金

結論から言いますと、バシネットの利用料金は無料です。

しかし、国際線の場合は席を必要としない2歳未満のお子さんは幼児運賃を支払わないといけません*1

では幼児運賃はいくらか?と言いますとANAのホームページにこのような記載があります。

満2歳未満のお子様をお連れの場合
・座席をご利用にならない場合・・・幼児運賃(大人運賃の10%)
・座席をご利用になる場合・・・・・小児運賃(大人運賃の75%) 

実際にこちら、ANAのホームページで大人・幼児・小児で東京からハワイ・ホノルル行きを検索した運賃や諸税になります。

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大人が予約する運賃の75%が小児、10%が幼児となっていることが分かりますよね?(正規運賃の75%,10%ではなく、大人が予約する運賃の75%,10%です)

またこれとは別に諸税が大人と同等もしくは一部割引で必要となります。

通行税は大人も小児も幼児も同額の4,040円が必要となりますが、一方で幼児には燃油サーチャージはかかりません。

つまり、バシネットを使用する料金としては無料ですが、幼児運賃は必要となります。

※2)で要追加料金と書いたハワイアン航空とエアアジアXについては、「バシネット利用料」としての名目での費用負担はありませんが、「バシネットを利用できる席を指定する費用」が必要となりますのでご注意ください。

4)バシネットの予約

インターネットでは申し込みできませんので、旅行を申し込んだ旅行会社・旅行代理店もしくは航空会社に電話で申し込むことになります。

航空会社や予約状況によって電話当日に「確保できました」という回答が頂ける場合や、数日後に「確保できました」と連絡が来る場合があります。予約状況がいっぱいの場合などは「リクエストは入れておきますので当日空港でご確認ください」という回答のこともあります。

なお、確保できていたとしても当日空港で「お客様のお子様よりさらに小さな赤ちゃんからリクエストがあり、よろしければお譲り頂けないでしょうか?」とお願いされることもあります。

5)バシネットがあるとき

バシネットが付けられる席に座れたとしても、飛行機に乗ってすぐに客室乗務員の方がバシネットを付けてくれる訳ではありません。「離陸後、シートベルトサインが消灯してから」と言われるケースが多いですが場合によっては「お食事が終わってからになります」と言われたこともありました。そうなると機内に乗り込んでから2時間程は抱っこで乗り切らないといけません。

また、飛行中にシートベルトサインが点灯した場合はバシネットから降ろして抱っこするように言われますので、せっかくぐっすり寝ていても一旦抱き起こす必要があります。なお、バシネットは着陸前に撤去されてしまいますので、撤去された時点からは再び抱っこです。

また、バシネットが付けられる席は前が壁になりますので、離着陸時に足元に荷物を置くことができません。ですので、機内に持ち込む荷物の中に「これは離着陸時に手元に持っておくもの」と小さなバッグや袋などであらかじめ分けて用意しておくとスムーズです。

さらにこの座席は肘掛けが上がりません。肘掛けの中にテーブルが入っている席だからです。大人2人・3才・1才の4人で旅行に行ったとき、下の子はバシネットでスヤスヤ寝ており、上の子は肘掛けにもたれ掛かって寝ていました。上の子の体が私のテーブルが入っている肘掛けに乗ってしまい、テーブルが出せない・・・ということも。

また座席前のスペースやバシネットの取り付け位置によってはバシネットと個人用モニター(アームタイプ)が干渉します。バシネットを付けてもらったあとに座席下からモニターを引き出そうとすると「あっ、引っかかる。映画観れない(涙)」なんてことになりますので、モニターを引き出してからバシネットの取り付けをお願いすることをお忘れずに!

6)バシネットが無いとき

事前にバシネットが取れなかった場合でも、出発当日に空港のカウンターで聞いてみましょう。運が良ければそのタイミングで空きが出ている場合もあります。それでもダメなときはカウンターで「隣が空いている席はありませんか?」と聞いてみましょう。満席の場合は当然ダメですが運良く隣が空いている席に変更してもらえた場合は、個人的にですが、バシネットより楽だと思います。

夫婦の真ん中に赤ちゃんを寝かせてシートベルトをしたら、そのままぐっすり目的地です。途中でシートベルトサインが点灯しても基本的には抱き上げる必要はありません(航空会社によっては「抱っこをしてください」と求められることもあります)。

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長女1才半、ハワイへの往路はバシネットもらえず

7)ありorなし、どちらがいいか?

これはケースバイケースですので個人的な感想になりますが、普段赤ちゃんが寝ている時間のフライトではバシネットがあったほうがいいと思います。しかし当日カウンターで「満席ですか?」などと聞いて、席に余裕があることが確認できたらバシネットをキャンセルして隣が空いている(赤ちゃん用の席がタダでもらえる)席に変更してしまうのもアリだと思います。とはいえ、赤ちゃんでも1席分の座席を購入して乗られているお客様もいるでしょうから、うまくいったとしてもあくまで係員の方の好意によるものと考えましょう。

昼間のフライトの場合は判断が難しいです。バシネットで寝たとしても昼寝程度でしょうし、最悪ずっと起きています。バシネットがベビーサークルのようになりかねません。バシネットの本来の使い方ではなくなり、危険ですので座席に余裕がある場合はバシネットの無い席のが良いかもしれません。

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長女1才半、ハワイからの復路はバシネット確保(JAL)

 

しかし満席の場合はバシネットの無い席だと赤ちゃんをフライト中ずっと抱っこしなければならないので、寝てくれないかもしれませんがバシネットがある方がお父さんお母さんに余裕ができる(身動きが取れる)と思います。

結局、「どちらがいいか?」の答えになっていませんね。ただひとつ言えること、言いたいことは、バシネットが取れなかった、バシネットが使えなかった、としても凹むことはない!ということです。

そう言うのにはさらに理由があります。

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アリタリア航空のバシネット(長女1才3ヶ月)

8)バシネット席周辺は赤ちゃんが集中する!

こちら、JALの国際線用777-200のシートマップです。ハワイ便にもよく使われる機体です。このうち、バシネットが付けられる席は○で囲んだ8箇所となります。

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この図から分かるのは、この機体の場合、バシネットが与えられるのは最大でビジネスクラス2人とエコノミークラス6人ということですが、この場所に赤ちゃんが来る可能性があるということも当然分かります。つまり、エコノミーの最前列に近いエリアは早く降機できるからと選択したくなりますが、赤ちゃんが4人も来る可能性があるということです。機内でなるべく静かに過ごしたい方は避けたほうが良いエリアとも言えるでしょう。

さらにもう1つ分かることはエコノミークラスにはバシネットが隣り合う場所があるということです。この図の場合は21のDEと46のDEが該当しますが、この座席は大人3席にバシネット2台となりますので「夫婦2人と赤ちゃん1人」「お母さん1人と赤ちゃん1人」が隣り合うことになります。

後者のお父さんは通路を挟んだ席、または1列後ろの座席を割り当てられることと思います。夫婦が前後に離れてしまって、この場所のバシネットを割り当てられるぐらいなら普通の座席の方がマシ、と思ってしまうかもしれません。

さらに付け加えると、隣り合うバシネットの相手の赤ちゃんがどんな赤ちゃんか、それは座席に座るまで分かりません。我が子はスヤスヤと眠っているのに、すぐ隣ではギャンギャン泣いていたり、元気に暴れていたり、そんなこともあります。

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アリタリア航空(長女1才3ヶ月)窓側で助かりました。

バシネットが取れなかったといって凹むことはない!の理由、なんとなく分かって頂けたでしょうか?バシネット席にもいろいろとデメリットや難しいこと、あるんです。

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www.traveler-da1.com

 

9)飛行機内での赤ちゃんの便利グッズ

これまでの経験から、あると助かるアイテムを並べてみます。

  • たくさんの着替え(赤ちゃんも親も。赤ちゃんが吐いたりすることもあります)
  • 食事用エプロン
  • 噛めるおもちゃ(耳抜き用)
  • 授乳ケープ(授乳中の赤ちゃんには必須です)

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バシネットもらえずフランスまで(長女4才、次女1才半)

 

機内でのバシネット事情を少し紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?バシネットが確保できた方も、できなかった方も、赤ちゃん連れの海外旅行が素敵な思い出になることを祈っております。

 

*1:(2歳未満であっても席を確保する場合は小児運賃(2歳−11歳)の支払いが必要です)