デルタ航空スカイマイルの貯め方・使い方を徹底解説!
今日はデルタ航空のマイルの貯め方と使い方を徹底的に解説したいと思います。
デルタ航空のマイレージプログラムはスカイマイルと呼び、このスカイマイルは有効期限がないのが最大の特徴です。
私自身、デルタ航空のマイルを2006年頃からコツコツと貯めています。かつては他の航空会社よりも貯めやすいと言われていたデルタ航空のマイルですが、2015年に支払い額ベースでマイル積算する方法に変更・改悪となり、フライトでは貯めにくくなってしまいました。
しかし、私はこれまでに2回、デルタ航空の特典航空券を利用した家族旅行に行っています。
デルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイル」、ここでマイルを貯めるのです
デルタ航空のマイレージプログラムは「スカイマイル」という名前が付けられています。JALマイレージバンク、ANAマイレージクラブ、そしてこのデルタスカイマイル。
つまり、デルタ航空のマイルを貯めようと思ったら、スカイマイルで用意されているあらゆる方法を駆使してマイルを貯める、ということになるのです。
デルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイル」の覚えておきたいポイント
スカイマイルの覚えておきたいポイント①:マイルの有効期限がない
スカイマイルの最大のメリット、それがマイルの有効期限がないという点。
国内の航空会社はJALもANAも、マイルの有効期限は36ヶ月後、3年間となっています。海外の航空会社に目を向けてみますと、ユナイテッド航空が18ヶ月以内にマイルの増減があれば実質無期限というルールになっていますが、完全に有効期限無しというルールを定めているのは世界でもデルタ航空だけとなっています。
- It’s free to join 入会金無料
- Miles never expire マイルの有効期限無し
- Travel to 1,000+ destinations 目的地は1,000以上
スカイマイルの覚えておきたいポイント②:マイルが貯まりにくい
有効期限が無い一方で、デルタ航空のマイルは貯まりにくいと言われます。有効期限が無い代わりに、少しずつしか貯まらない。このバランスがうまくできているように感じます。
デルタ航空スカイマイルマイルは、2014年12月31日出発便までのフライトでは、自社便エコノミークラスは格安航空券であっても、100%積算。さらに普通運賃及び一部のブッキングクラスでは150%積算でした。そして、ビジネスクラスやファーストクラスでは一律150%積算という、大判振る舞いだったんです。
しかし、2015年1月1日以降のフライト分より、デルタ航空自社便の利用での獲得マイル数はこれまでの飛行距離に代わり、購入した航空券の運賃に基づいて算出されるようになったのです。
- 一般スカイマイル会員:運賃1ドルにつき5マイル
- シルバーメダリオン会員:運賃1ドルにつき7マイル
- ゴールドメダリオン会員:運賃1ドルにつき8マイル
- プラチナメダリオン会員:運賃1ドルにつき9マイル
- ダイヤモンドメダリオン会員:運賃1ドルにつき11マイル
つまり、高いチケットを買った上級会員が一番マイルを多く獲得することができ、格安チケットを買った一般会員はわずかしかマイルを獲得できない、このようになりました。これが「デルタ航空スカイマイルはマイルが貯まりにくい」と言われる所以です。
海外の航空会社ではこのようなマイル積算の形態を採用する航空会社が増えてきており、アメリカ系はデルタ航空の他、アメリカン航空やユナイテッド航空でも採用しており、ヨーロッパ系ではKLMオランダ航空・エールフランス航空の共通マイレージサービス「フライング・ブルー」が2018年4月から支払い額に連動するシステムになるとアナウンスされています。
幸い、現在はANAもJALも、マイル積算時における計算式は飛行距離が重要な要素になっています。
例えばJALの場合はこのようなクラスに分かれており、東京からホノルルにエコノミークラス運賃2(70%)で行った場合はこのようになります。
- 区間マイル:3,831✕70%=2,682マイル(片道)
スカイマイルの覚えておきたいポイント③:日本人に馴染み深いスカイチームの提携航空会社でマイルを貯める&利用することができる!
デルタ航空は「スカイチーム」というアライアンスに属しています。JALだとワンワールド、ANAだとスターアライアンスですね。
つまりデルタ航空のスカイマイルでは、スカイチームの提携航空会社に乗って貯めることができ、さらにはスカイマイルで貯めたマイルを利用してスカイチームの提携航空会社を利用する特典航空券を発券することができるんです。
スカイチームには以下の20の航空会社が属しています。
日本の航空会社でスカイチームに属している航空会社はありませんが、少し目を外に向けてみると、韓国の大韓航空、中国の中国東方航空と中国南方航空、そして台湾のチャイナエアラインがスカイチームに属しており、日本の地方空港にも多く乗り入れてもいることから貯める機会や利用する機会は多いでしょう。
他にもアメリカを中心とした路線はデルタ航空、ヨーロッパではエールフランスとKLMオランダ航空が多数を占め、アリタリア航空がイタリアを起点とするものを補完する。そんな充実したネットワークができています。
【スカイチームに属するデルタ航空の提携航空会社】
- エアロフロート・ロシア航空
- アルゼンチン航空
- アエロメヒコ航空
- エア・ヨーロッパ
- エールフランス航空
- アリタリア航空
- チャイナエアライン
- 中国東方航空
- 中国南方航空
- チェコ航空
- デルタ航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ケニア航空
- KLMオランダ航空
- 大韓航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
- タロム航空
- ベトナム航空
- アモイ航空
スカイチームに属さない航空会社でも、一部提携航空会社があり、これらの航空会社を利用してもマイルを獲得することができます。
【スカイチームに属さないデルタ航空の提携航空会社】
- ゴル航空
- ジェットエアウェイズ
- ヴァージンアトランティック航空
- ヴァージンオーストラリア航空
- グレイトレイクス航空
- ハワイアン航空
- ウエストジェット航空
デルタ航空のマイルの貯め方:我が家はこうやってマイルを貯めました
先日、セブ島旅行に特典航空券を発券しましたが、この時点で夫婦で合計20万マイルがありました。
デルタ航空のマイルでは、これ以前にも家族4人で香港・台湾旅行の特典航空券に交換したことがあります。この時は75,000マイルを使いました。
そして現在はまだ夫婦で合計35,000マイル以上持っています。
夫婦あわせて30万マイル以上
我が家がどうやってデルタ航空のマイルを30万マイル以上も貯めてきたか、その方法をお教えしたいと思います。
最初に言っておきますが、私も妻も、デルタ航空にはこれまで一度も乗ったことがありません(笑)。
デルタ航空のマイルの貯め方①:ニッポン500マイルボーナスキャンペーンでカンタンに貯まる!
デルタ航空は、もう10年以上も「ニッポン500マイルボーナスキャンペーン」というキャンペーンを継続して実施しています。
これまで何度もお世話になったデルタ航空の「ニッポン500マイルキャンペーン」ですが、2020年9月30日をもって終了することとなりました。
JALに乗っても、ANAに乗っても、ピーチやジェットスターなどの格安航空会社LCCでも、さらには特典航空券でも、日本の国内線1フライトにつき、デルタ航空のマイルが500マイルもらえるという超絶おトクなキャンペーンです。
出張でよく国内線に乗る方はもちろん、旅行や帰省などで年に1,2回しか乗らない方でも、ぜひこの方法でデルタ航空のマイルを貯めてください。
JALやANAのマイルを貯めた上で、さらにデルタ航空のマイルも貯めることができ、マイルの2重取りができます。
デルタ航空ニッポン500マイルキャンペーンで、マイル二重取りをする方法
デルタ航空のマイルの貯め方②:デルタアメックス/AMEXの入会ボーナスマイルを貰う!
デルタアメックスゴールドは入会だけで8,000ボーナスマイルを獲得することができます。さらに既存会員からの紹介制度を利用すると、入会後3ヶ月以内に合計40万円以上の利用という条件は付きますが、合計22,000マイルも獲得することができます。
デルタ航空のマイルの貯め方③:フライトマイルで貯める!
長女が生まれてからこれまで14ヶ国に旅行に行っているのですが、このうちアリタリア航空に乗ってイタリア・シチリア島へ旅行をしたときに、デルタ航空のマイルに積算しました。
とはいえフライトマイルってかなり貯まりにくいので、貯めたデルタ航空のマイルのうち、フライトマイルの割合ってごく僅かなんですよね…。
デルタ航空のマイルの貯め方④:海外旅行保険で貯める!
海外旅行保険が付帯するクレジットカードを何枚か持っているのですが、子連れ旅行であることを考えるとクレジットカードの保険とは別に海外旅行保険に入った方がいいかな、と考えてほぼ毎回保険に入っています。
利用するのはいつも、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険OFF!」なんですが、ここのオフィストゥー・ワンという代理店を経由した場合に限り、100円に付き1マイルが貯められるんです!
http://delta.sompo-japan21.com/
2,400円の支払いだったので24マイルしか加算されていませんが、支払いのクレジットカードはどのカードでもOKなのが嬉しいですよね!
デルタ航空のマイルの使い方!
デルタ航空のマイル。主な使い道はコレ!
ご紹介した方法でデルタ航空のマイルを貯めてきました。さて、貯めたマイルは使ってナンボです!続いてはマイルの使い方について解説します。
デルタ航空のマイルは、前述したとおり、デルタ航空や提携航空会社の特典航空券として利用することができます。
また、JALやANAマイルの特典航空券と違って、「マイル+キャッシュ」という制度を設けているのも特徴的です。
さらに、JALやANAマイルの使い方と同様に、マイルを使って座席をアップグレードすることもできます。
そして、日本在住の会員向けに用意されているJTB国内旅行と交換することもできます。
デルタ航空のマイルの使い方①:特典航空券は片道発券が可能!LCCとの組み合わせなど自由自在!
デルタ航空スカイマイルのマイルの使い方の特徴として、片道だけの特典航空券をとることができる、という点があります。
JALは国際線特典航空券の片道発券に対応していますが、残念ながらANAは往復でしか特典航空券を手配できません。
片道発券が可能ですので、片道はデルタ航空のマイルを使った特典航空券で手配をし、もう片道は、JALの特典航空券、LCCの格安チケット、などといった組み合わせが自由自在なのもうれしいです。
デルタ航空の特典航空券:必要マイル数一覧
デルタ航空のマイルを使って特典航空券を予約するために必要なマイル数は、残念ながらJALやANAと違って公式ホームページには掲載されていません。
実際に特典航空券の検索をデルタ航空のホームページで検索してみないと必要マイル数は分からないという、何ともユーザーに優しくないシステム。(実際に私もここに必要マイル数一覧表を掲載するにあたり、全区間において検索しました)
必要マイル数が公式サイト内に掲載されていない理由ですが、デルタ航空のマイルを使って特典航空券を予約する場合の必要マイル数というのは、実は変動するんです。
特典航空券の発券に必要マイル数は、時期や利用する航空会社等によって変動するんです。
よって、下に必要マイル数一覧表を載せていますが、「例」と付しています。
あくまで一例なのです。一覧表の必要マイル数はあくまで参考程度にして頂き、正しい必要マイル数、実際の必要マイル数はデルタ航空のホームページで実際に旅程を検索してご確認ください。
[必要マイル数] | エコノミークラス | ビジネスクラス | ANAエコノミー | ANAビジネス | JALエコノミー | JALビジネス |
---|---|---|---|---|---|---|
日本国内線 | 15000-20000 | 設定なし | 15000 | 設定なし | 15000 | 設定なし |
日本⇔韓国 | 15000 | 30000 | 15000 | 30000 | 15000 | 36000 |
日本⇔台湾 | 35000 | 60000 | 20000 | 40000 | 20000 | 480000 |
日本⇔中国・香港 | 35000 | 60000 | 20000 | 40000 | 20000 | 48000 |
日本⇔フィリピン | 35000 | 60000 | 20000 | 40000 | 20000 | 40000 |
日本⇔東南アジア | 45000 | 80000 | 35000 | 60000 | 35000 | 80000 |
日本⇔グアム/サイパン/パラオ | 35000 | 60000 | 20000 | 40000 | 20000 | 45000 |
日本⇔ハワイ/ホノルル | 60000 | 120000 | 40000 | 65000 | 40000 | 80000 |
日本⇔アメリカ本土・カナダ | 80000 | 190000 | 50000 | 85000 | 50000 | 100000 |
日本⇔ヨーロッパ | 100000 | 160000 | 55000 | 90000 | 55000 | 110000 |
日本⇔オセアニア | 70000 | 130000 | 45000 | 75000 | 40000 | 80000 |
デルタ航空の特典航空券に必要なマイル数を一覧にするとともに、ANAとJALの特典航空券に必要なマイル数も並べてみました。
全体的にデルタ航空の必要マイル数は多いです。
JALやANAと比較して差がない目的地、差が小さいもの目的地を選ぶとおトク度が高いと思われます。
エコノミークラスの場合、日本⇔韓国はJAL、ANAと必要マイル数は同じで最もお得です。次に日本⇔東南アジアがJAL、ANAの1.28倍となりお得という計算になります。
最もおトク度に欠けるのは日本⇔ヨーロッパですね。JAL、ANAと比較して1.8倍ものマイルが必要になります。
また、デルタ航空のマイルを使って国内線の特典航空券を手配する場合、利用する航空会社はスカイマークになります。
スカイマークの特典航空券を予約できるのは、「1.スカイマイルメダリオン会員」「2.スカイマイル提携クレジットカード保有者」のいずれかに限られますのでご注意ください。前述したデルタアメックスはもちろんこの条件を満たします。
また日本国内の特典航空券は片道の場合でも往復と同じだけマイルが必要です。
デルタ航空のマイルの使い方②:マイルが足りないときは「マイル+キャッシュ」で特典航空券を発券できる
特典航空券を発券するのにマイルが足りない場合は、「マイル+キャッシュ」という選択をすることができます。 特典航空券を発券するときと同様にフライト検索をし、「マイル+キャッシュ」を選択するだけです。
例えば東京⇔シンガポールの特典航空券をエコノミークラスで予約しようとすると、検索時点でチャイナエアライン利用の場合は45,000マイルが必要です。そして、デルタ航空利用の場合は60,000マイルが必要となります。
しかし「マイル+キャッシュ」を利用すると50,000マイル+35,860円となります。
「マイル+キャッシュ」はこのように、デルタ航空が定めた条件で手配することになり、自分の意思で「20,000マイルを使って残りは現金で支払う」とはいきません。
デルタ航空のマイルの使い方③:マイルをJTB旅行券に交換する
デルタ航空のマイルはJTBの国内旅行券に交換することができます。
デルタ航空のWebサイトから、マイルを使ってJTB旅行券への交換を申し込むと 数日後にデルタ航空から旅行券が郵送されてくるのです。
旅行券はJTBのお店で取り扱っている国内パッケージツアーに交換することができます。 JTBでの取り扱いがあれば、JTB以外のパック商品にもう交換できます。
JTB旅行券に交換できるのは、デルタ航空スカイマイル会員のうち、メダリオン会員(シルバーメダリオン、 ゴールドメダリオン、プラチナメダリオン、ダイヤモンドメダリオン)もしくは提携クレジットカードの会員に限られます。
交換レート:10,000マイル→10,000円分
1年間で1会員あたり3万マイルまで交換ができます。前述したデルタアメックスはもちろんこの条件を満たします。
実際にJTB旅行券に交換して温泉に行ってきましたよ(^o^)
デルタ航空のマイルをJTB旅行券に交換して温泉旅行に行ってきた!
デルタ航空のマイルを使ってセブ旅行に行ってきました!
先日、実際にデルタ航空のマイルを使って、家族4人分の特典航空券を発券しました。
【デルタ航空マイルの使い道】セブ島旅行の特典航空券に交換しました!
デルタ航空スカイマイルの貯め方・使い方を徹底解説!まとめ
今日は、デルタ航空のマイルの貯め方と使い方を徹底的に解説しました。
実例も交えてご紹介したので、「私にもできそう!」と感じて頂けたのではないかと思います。
基本は、「ニッポン500マイルキャンペーン」を利用して元手タダ、完全無料で貯めていく。
そして、ある程度目標や計画が立ったときに、デルタアメックスを作成してドカンと貯め、そして特典航空券に交換するというのが効率よくて賢い貯め方・使い方だと思います。
マイルを貯めている方の多くはJALマイル、ANAマイルを貯めていることと思いますが、これからはデルタ航空のマイルのこともお忘れなく!!
デルタ航空ニッポン500マイルキャンペーンで、マイル二重取りをする方法
デルタ航空のマイルをJTB旅行券に交換して温泉旅行に行ってきた!
【デルタ航空マイルの使い道】セブ島旅行の特典航空券に交換しました!